リオ五輪、日本選手団が入村式 重量挙げの糸数笑顔で


この記事を書いた人 金城 美智子
選手村の入村式で笑顔を見せる重量挙げの糸数陽一(左)と高尾宏明=2日、リオデジャネイロ(共同)

 【リオデジャネイロ共同】リオデジャネイロ五輪の日本選手団の入村式が2日行われた。これまで問題が目立っているが、満喫する選手も少なくない。

 立ち並ぶ高層マンションはベランダにさまざまな国旗が飾られ、市西部バーラ地区の選手村の雰囲気は高まりつつある。日本はシンガポールと同じ棟で、食堂が近く便利だと好評だ。村内には銀行や郵便局、美容サロンなどがそろい、ハンモックやビーチバレーのできる砂地のコートもある。
 開村した当初は問題が多発した。トイレの詰まりや電気配線の不備、床の汚損などを理由にオーストラリア選手団が一時入村を控え、ぼや騒ぎもあった。日本選手団からもシャワーのお湯が出ないなど不便を訴える声が上がり、バレーボール女子は調整に集中するために入村を見合わせた。
 しかし、不具合がすぐに修理されるなど対応は早いという。重量挙げ男子62キロ級の糸数陽一は「最初出なかったお湯も、次の日には出た。どういう環境でも自分を整えていきたい」と冷静に話した。(共同)