北部訓練場、テント撤去を警戒 集会に300人、車中泊も


この記事を書いた人 志良堂 仁
東村と国頭村に広がる米軍北部訓練場への新たなヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設に反対し「ウィーシャルオーバーカム(勝利を我らに)」を熱唱する市民ら=7日午後7時20分、米軍北部訓練場通称「N1裏」

 【ヘリパッド取材班】米軍北部訓練場の新たなヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設に反対する市民らは7日夜、通称「N1裏」のテントを警察や沖縄防衛局が撤去する動きを警戒し、同テント内で集会を開いた。5日に続いて2回目。県内外から約300人が参加し、週明けの月曜日となる8日早朝からテントの撤去作業を開始する可能性を想定し、参加者の大半は車中やテント内に泊まり込む。

 集会にはヘリパッド建設を強行する政府に抗議する市民らが全国から駆け付けた。進行役を務めた沖縄平和運動センターの山城博治議長は「これからの攻防が最大の課題となる。これ以上、民主主義を破壊させない闘いを続けよう」と呼び掛けた。国会議員や県議らも参加した。