自民沖縄国会議員団、知事面談を中止 国庫要請説明、県連が反発


この記事を書いた人 志良堂 仁

 自民党の県関係国会議員でつくる「かけはしの会」(会長・西銘恒三郎衆院議員)は7日までに、同日に予定していた翁長雄志知事との国庫要請などに関する面談を、自民県連内の反発を受けて中止した。

 政府の来年度の予算編成に向け、翁長知事は今月10日に上京し沖縄関係予算の概算要求などに関して要請する予定で、その前に国政与党である自民に説明しようと県がかけはし側に面談を依頼。7日午後に那覇市内の自民党県連で面談が予定されていた。

 だが、米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設計画を巡り翁長県政と対立してきた自民県連は、幹部や県議が「県連の事務所で会うこと自体が誤ったメッセージを与えかねない」などと反対。これを受け、かけはし側が6日に中止を決め、日程を見送った。

 県側は引き続き、かけはしとの面談の場を調整し、協力を呼び掛けるとしている。