リオデジャネイロ五輪第4日の8日夜(日本時間9日午前)、重量挙げの男子62キロ級が行われ、糸数陽一(豊見城高-日大-警視庁)がスナッチ133キロ、ジャーク169キロ、トータル302キロの日本新記録で、4位に入賞した。糸数は6本の試技すべて成功した。
これまで五輪の重量挙げに県勢は糸数を除いて5人(通算7回)が出場。1984年ロサンゼルス五輪の男子67・5キロ級・平良朝治の5位を上回った。ジャークの記録169キロも日本新記録だった。メダルには3キロ及ばなかった。
糸数は、2012年のロンドン五輪出場権をわずかな差で逃した。その悔しさをバネに4年間鍛え直し、今年5月リオ五輪日本代表に選ばれた。
五輪前の事前公開練習ではスナッチ138キロ、ジャーク170キロと日本記録を上回るバーベルを挙げ、順調な仕上がりを見せていた。