国道732ヵ所 要改善 評価事務所、沖縄県内調査


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 総務省沖縄行政評価事務所(高江洲辰也所長)は10日、県内にある国管理国道(延長約284キロ)の732カ所、同国道の道路標識62カ所に改善すべき点があったとする調査結果を、国道を管理する沖縄総合事務局に通知した。11月末までに改善状況を報告するよう求めた。同事務所が国道の維持管理状態を調査するのは2003年以来、13年ぶり。

 外国人観光客の増加によるレンタカー利用増などを踏まえ、評価事務所は4~7月、視覚障がい者用点字ブロックや案内標識などが良好な状態に保たれているかなどを巡回により調査した。

 732カ所のうち点字ブロックに関するものが379カ所とおよそ半分を占めた。ブロックが途切れていたり、県道や市町村道との接続部分でブロックがうまく接続されていなかったりしていた。横断歩道橋の一部腐食などがあった。

 道路標識の要改善箇所62カ所のうち案内標識に関するものが44カ所あり、必要だと思われる場所に設置されていなかった。

国道(手前)と那覇市道(奥)の点字ブロックが接続されていない状態(4月)
沖縄行政評価事務所の指摘を受け改善された(7月)=那覇市