琉舞や演劇県勢が魅了 大分、全国中文祭が開幕


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 第16回全国中学校総合文化祭大分大会(主催・全国中学校文化連盟、大分県中学校文化連盟)が18日、大分市のiichiko総合文化センターを主会場に開幕した。19日まで。舞台の部では、県代表の3チームが出演し、琉球舞踊や創作太鼓、演劇を披露し、会場を埋めた約700人の観客を魅了した。

 舞台の部では、読谷村立読谷中・古堅中合同の27人は、琉球舞踊「若衆彩々(わかしゅいろいろ)~未来の幸先(さいさき)を寿(ことほ)ぐ~」を披露、紅型をまとった生徒たちが華やかに舞台を彩った。石垣市立川平中の全校生徒16人は、川平地域に伝わる棒術や笛、パーランクーを取り入れた創作「川平満慶(みつけ)太鼓」を披露、雄壮な演舞で会場を沸かせた。

 宮古島市立北中の13人は、思春期の中学生の日常を描いた演劇「HAPPY BIRTHDAY」を熱演。開催地の大分弁も取り入れた演出に、大きな拍手が送られた。主役を演じた3年の伊佐心暁(ここあ)さんは「お客さんが満席の会場と一体になれた。中学校3年間で一番の思い出をつくることができた」と満足そうに話した。

 この日は美術部ワークショップに、豊見城市立伊良波中3年の座安那苗さんが参加した。展示の部では、県内から美術作品に10人、書道作品に10人の作品が出品されている。