【本部】本部町を「ヤギの町」として発信する「第1回もとぶ田空ヤギ祭」(同実行委員会主催)が13、14の両日、町具志堅の田空の駅ハーソー公園で開催された。会場には多くの人が詰め掛け、ヤギの散歩体験や各種ヤギ料理などを通して、ヤギを身近に感じた。
公園にいる約80頭のヤギの散歩や乳搾り、餌やり体験が家族連れを中心に人気を集めた。屋台ではヤギ汁やヤギ刺しの他、ヤギギョーザやヤギバーガーなど新しい形のヤギ料理も登場した。大抽選会では賞品を地域の企業などから募り、1等はヤギ1頭、2等は子ヤギ1頭だった。
司会はヤギのキャラクター「つぶやぎシルー」に扮(ふん)するいさお名ゴ支部(演芸集団FEC)が務め、盛り上げた。
慣れた手つきでヤギと散歩していた湧川真琴さん(8)=山内小3年=は「ヤギの人懐っこいところが好き。前にも遊んだことがある」と終始ヤギの背中をさすっていた。
ヤギギョーザを食べた伊野波盛貴さん(25)=本部町=は「癖が少しまろやかになっていて、苦手な人でも食べやすい」と太鼓判を押した。
人生初のヤギ汁を食べた坂本紗有理さん(27)=鳥取県出身、うるま市=は約2週間前に移り住んできた。「想像以上にヤギの味が主張していて濃厚だった」と新体験を楽しんだ。