台湾の国立故宮博物院の展示場での写真撮影は原則的に禁止であるが、9月1日から一般の写真撮影を許可されることが発表された。取りあえず3カ月限定で試行する予定である。
これで歴史的文化遺産との自撮りも夢ではなく、三大至宝の「肉形石」や「翠玉白菜」なども含まれる。だが宋代の絹や書画などの文物はフラッシュの光によって作品に影響が出るため撮影はできない。よって故宮ではボランティアを派遣して秩序の維持を図るつもりである。
実はこうした一般撮影の解禁は初めてではなく、1995年にも3カ月間開放されている。しかし、当時は観覧に混乱を来してしまい、撮影が禁止になった。このたびの再解禁で、混乱が生じれば方法を見直す予定。