【ブラジル】琉舞や空手披露 「おきなわ祭り」にぎわう


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ブラジルのサンパウロ市内で開かれた「第14回おきなわ祭り」でエイサーを披露するレキオス芸能同好会エイサー太鼓=サンパウロ市のアロウド・ダウトロ広場

 ブラジル沖縄県人会ビラカロン支部(上原テリオ会長)主催の「第14回おきなわ祭り」(比嘉セルジオ実行委員長)がこのほど、サンパウロ市のアロウド・ダウトロ広場で2日間にわたり開かれた。

 同イベントは2007年からサンパウロ市の公式イベントとして認められ、地域に沖縄の文化を紹介することを趣旨としている。
 首里城正殿の唐破風を模したゲートをくぐると、100軒を超えるブースが並び、約5千平方メートルの会場は来場者で埋め尽くされた。

第14回おきなわ祭りに登場したシーサー

 ゲート付近ではうりずん(県留学生研修生OB会)の若者たちが「世界のウチナーンチュ」をテーマに、沖縄の文化に触れるコーナーなどをまとめていた。
 2日間のプログラムはぎっしりと詰まり、午前11時~午後8時まで続いた。古典音楽、琉球舞踊、沖縄民謡、空手・古武道、沖縄太鼓などが県系・非県系団体によって披露された。
 閉会間近になると斉藤悟琉舞道場・琉球國祭り太鼓・若者空手道の3団体による創作舞踊が披露された。続いてレキオス芸能同好会エイサー太鼓でフィナーレはトントンミーが飾り、カチャーシーの時は日本文化福祉協会の呉屋春美会長や、在サンパウロ日本国総領事館の中前隆博総領事らも実行委員と共に舞台で踊った。(城間明秀通信員)