台風10号、南北大東島の北東で停滞続く 沖縄本島は25日以降強風域か


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 台風10号は22日午後7時5分現在、沖縄県南大東島の北東約390キロにあって、ほとんど停滞している。中心気圧は990ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は23メートル、最大瞬間風速は35メートルで、中心から半径220キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いている。沖縄気象台によると、台風10号は今後、勢力を強めながら南西寄りに進む可能性があり、大東島地方は24日以降、沖縄本島地方は25日以降に強風域に入る恐れがある。

 沖縄気象台は「台風10号は周囲を弱い風に囲まれているため迷走している。進路の予測が難しい」とした上で「海水温が高く、今後はさらに発達し、勢力を増す可能性が非常に高い」と警戒を呼び掛けた。台風10号は23日午後6時に南大東島の北北東約310キロの北緯28度5分、東経132度55分を中心とする半径110キロの円内に達する見込み。中心気圧は980ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は40メートルに達すると予想される。