沖縄防衛局、フェンスを設置 北部訓練場ヘリパッド工事


この記事を書いた人 金城 美智子
N1地区裏ゲートと表ゲートの間のあぜ道にフェンスを設置する作業員ら。沖縄防衛局と警備員、機動隊が列をつくって警備している=25日午前11時ごろ、東村と国頭村にまたがるあぜ道

 【ヘリパッド取材班】東村と国頭村に広がる米軍北部訓練場のヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設を巡り、25日午前8時半ごろ、沖縄防衛局の職員がN1地区裏ゲートに集まり、裏ゲートと表ゲートの間のあぜ道にフェンスを設置した。フェンスの設置は午前11時半現在も続いており、ヘリパッド建設に反対し座り込みする人たちは「何の根拠があってフェンスを設置しているのか」「住民をばかにしている」と抗議の声を上げた。

 東村高江の高江橋では、工事車両の搬入を阻止しようと座り込み約20人が車両13台を止めて抗議活動を展開した。機動隊約100人が集まり、座り込みの車両を1台ずつ動かして工事車両を通したため、11時過ぎ、砂利を積んだ計13台のトラックがN1地区ゲートから中に入っていった。
【琉球新報電子版】