田中、粘って5連覇 トライアスロン日本選手権


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 トライアスロンの第20回日本ロングディスタンス選手権が4日、新潟県佐渡島特設コース(127キロ=スイム2キロ、バイク105キロ、ラン20キロ)で行われ、女子で田中敬子(チームゴーヤー)が5時間25分30秒で5連覇を達成した。男子は菅沼伸哉(チームゴーヤー)が4位、桑原寛次(かぬたん・万丸)が5位となった。

◇遠征疲れ残るも最後まで諦めず/田中、胸なで下ろす

 海外遠征の疲れが残る中で勝ち取った大会5連覇。田中敬子(チームゴーヤー)は「うれしいし、すごくほっとしています」と胸をなで下ろした。8月28日にフランスのレースに挑んだばかりで、今大会は本調子とは言えなかった。それでも「最後まで諦めずに走れた」と全力で駆け抜けた。

 最初のスイムは3位で上がったが、バイクの序盤で地力を発揮して首位に躍り出た。海外のトップ選手とレースをこなしてきたことで、「日本ではバイクは得意な方」と自信を持って挑めた。ランは「何とかゴールにたどり着こうと思った」と粘りを見せ首位を守り切った。

 次戦は台湾のアイアンマンレース(10月2日)を予定する。「リフレッシュして次の大会で頑張るための時間を過ごしたい」と決意を新たにした。