コンスタントグロウの謝花さん「優勝しかない」 来月、障がい者の音楽コンテスト


この記事を書いた人 志良堂 仁
ゴールドコンサートに出場するコンスタントグロウ(中央が謝花さん)(謝花さん提供)

 10月10日に東京都の東京国際フォーラムで開かれる、障がいのある全国の音楽家らがグランプリを目指す国内最大級の音楽コンテスト「第13回ゴールドコンサート」(日本バリアフリー協会)に、車いすシンガーの謝花勇武さん(38)=宜野湾市=が率いるバンド「コンスタントグロウ」が県代表で出場する。謝花さんは「目指すはグランプリのみ」と意気込む。出場資金造成の公演も県内で催す。

 2月に沖縄市上地のミュージックタウン音市場で初めて開かれた予選大会を勝ち抜き、本選出場の切符をつかんだ。

 謝花さんは「障がいの有無に関係なく、皆一緒なんだと伝えたい。全国水準で音楽を判断してもらえる。本選でも目標はグランプリしかない」と力を込め、「もし届かなかった場合はぼこぼこにたたいて」と冗談を飛ばした。

 活動3年半を迎えたコンスタントグロウは、100万人にCDを配る「ミリオン配布」を目指し、自らCDを無料配布している。

 資金造成公演は10日に北谷町美浜のライブハウスモッズ、25日に那覇市首里崎山町のアルテ崎山で開かれる。両日とも午後5時半開場、同6時半開演。前売り券は2千円、当日券は2500円。CDも無料配布する。問い合わせは謝花さん(電話)090(7585)8181。