タマン王座は宮古島へ


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 台風で延期となった第10回バトルタマン沖縄王座決定戦が9月2~4日の3日間開催された。沖縄本島、宮古島、石垣島を会場に303人が期間中釣った1匹のタマンの重量を競う。

 宮古島在住の砂川貴哉さんは2日午後7時から伊良部島で釣り開始。タコを餌に午後8時に50センチほどのムネアカを釣ったものの、午後9時以降はピクリとも竿に反応がなくなった。
 午後11時に竿が海面に向かって突き刺さった。急いで竿を取ってゴリ巻きすると意外にあっさり寄って来た。足下まで寄せてライトを付けると、今まで見たことないサイズのタマンが浮かび上がった。
 緊張しながらタモに納めたのは自己記録の78センチ・5.24キロのタマンで、宮古島に初の優勝カップが渡った。今年新設された特別賞は座間味島で128.5センチ・28.5キロのロウニンアジを釣った宮里一史さんの手に渡った。主な結果は次の通り。
▽優勝・砂川貴哉(5.24キロ、78センチ、宮古)
▽2位・小嶺祐也(5.16キロ、71.5センチ、本島)
▽3位・上原諭(4.06キロ、68センチ、本島)
▽4位・玉城裕二(3.84キロ、65.5センチ、本島)
▽5位・柴引武弘(3.82キロ、65センチ、本島)
▽特別賞・宮里一史(ロウニンアジ・28.5キロ、128.5センチ)
(おきなわ釣王国社・仲栄真修)

21日、ナークゾネで11キロと7.8キロのアカマチを釣った翁長良治さん
9月2日、伊良部島で78センチ・5.24キロのタマンを釣ってタマン大会で優勝した砂川貴哉さん
2日、座間味島で28.5キロのロウニンアジを釣って特別賞になった宮里一史さん
8月27日、勝連海岸で62.5センチ・3.38キロのタマンを釣った宮良タスクさん
27日、宜野湾海岸で66センチ・2.93キロのオニヒラアジを釣った新垣光功さん
22日、石垣島伊原間海岸で83.5センチ・9.65キロのアカナーを釣った長嶺眞子さん
1日、うるま市海岸で73センチ・5.06キロのタマンを釣った赤嶺俊さん
30日、伊計島で58センチ・2.5キロを釣った玉城博昭さん(右)と赤嶺幸也さん
3日 読谷海岸で68.5センチ・3.9キロのタマンを釣った親富祖利樹さん