東京五輪、空手形の沖縄開催を 誘致実行委員会が発足


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東京五輪空手の県内開催誘致を誓う同実行委員会のメンバーら=9日、県庁

 2020年の東京五輪で採用された空手競技の「形」種目を県内で開催してもらおうと、翁長雄志知事を会長とする「東京オリンピック空手沖縄開催誘致実行委員会」が9日、県庁で発足した。競技の県内開催を通して「空手の発祥地、沖縄」を世界に発信する考え。県や県議会、県市長会、経済界や空手関係団体など計21団体が名を連ね、沖縄を挙げて誘致に取り組む姿勢を示した。

 翁長知事らは20日に全日本空手道連盟など関係機関を訪れ、空手の県内開催を要望する予定。26日以降も2020東京オリパラ組織委員会や世界空手連盟(WKF)などを訪ねる予定。県は、今後空手の県内開催誘致の一環としてシンポジウムなど機運醸成活動も実施する計画だ。

 この日の発足式で、翁長雄志知事の代理出席となった安慶田光男副知事は「オリンピック競技が県内で開催されることによって、スポーツ振興、観光振興、産業振興、国際交流など地域活性化も多いに期待できる」と述べ、その上で、「県では併せてオリンピック予選の沖縄開催や空手会館を活用した事前合宿の誘致、開会式なども空手古武道の関係者と協力して推進していきたい」と意欲を見せた。