本番向け 結束確認へ 世界若者県人大会きょう40日前夜祭


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地球儀で沖縄本島を指さして満面の笑みを見せる伊佐正・アンドレスさん=9日、名護市の名桜大学

 10月20~23日に開催される「第5回世界若者ウチナーンチュ大会 沖縄・2016(WYUF)」(同実行委員会主催)を前に10日午後5時から、金武町中央公民館でプレイベント40日前夜祭が開かれる。若者大会5年目の今年は初めて沖縄県内で開催し、ウチナーネットワークの拡大や、地域に目を向ける活動的な若者の創出を目的に実施する。

 40日前夜祭では県内や海外の青年会活動に携わる若者らのトークイベント、参加者同士のゆんたく会、ラテン文化を体験するダンス講座・パーティーで交流を深める。

 伊佐正・アンドレスさん(26)=ペルー3世、名護市=は当日にラテンダンスを踊る。ペルーでもステージに立つほどの腕前だ。かつては自らのアイデンティティーに苦悩することもあったという伊佐さんは、10月に世界中から集まる若いウチナーンチュに対し「同じ悩みがあったとしたら、若いうちに沖縄に来ることで答えが出せると思う」との思いを抱いている。

 若者大会は5年前のウチナーンチュ大会をきっかけに、発展的に誕生した。これまで年に1度、海外4カ国で実施し、県系人子弟や県内の若者が、議論や異文化交流で絆を深め、ネットワークを継承してきた。