沖縄県勢女子が初優勝 田中、個人も制す スポーツマスターズゴルフ


社会
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 2016年度日本スポーツマスターズゴルフ競技最終日は9日、秋田県秋田市の南秋田CC(男子6616ヤード、女子5860ヤード、パー72)などで行われた。3人中上位2人のスコアの合計で争う団体戦は、女子の沖縄(田中真弓、比嘉ゆかり、崎原朝美)がトータル308で、2位に6打差をつけて優勝、男女通じて県勢初の頂点に立った。通算4オーバーにまとめた田中は、女子個人も制し2冠を達成した。崎原は10位、比嘉は37位だった。

 男子の団体では、沖縄(高安覚、呉屋幸二、山口幸則)はトータル304で27位だった。個人は高安が17位、呉屋が87位、山口が117位だった。

チームワークで厳しい環境克服
 団体女子の沖縄(崎原朝美、田中真弓、比嘉ゆかり)が県勢初の頂点に立った。個人でも優勝した田中がチームをけん引。崎原主将と比嘉は「田中さんがいたおかげで勝てた」と仲間をたたえた。2人の言葉に2冠を達成した田中も「私だけの力ではない」とし、チームの結束力を勝因に挙げた。

 コースのアップダウンが大きく、雨や風などの天候も移り変わるなど、厳しい環境の中で、各選手とも我慢した。

 田中は初の沖縄代表で重責もあった。大会前に修正したパッティングの調子が良く、できることを重ねたことがスコアにつながり「ほっとしている」と胸をなで下ろす。

 最終日は15番ホールで自身初のホールインワンを達成。初出場で個人でも初のメダリストになり、「初尽くしだった」と声を弾ませた。

 大会後は、県関係者で祝賀会も催し、3人は「チームみんなで力を合わせて優勝した」「チームワークが良かった」と充実感を漂わせた。