7~9月期県内景況 「下降」超から「上昇」超に インバウンド好調


この記事を書いた人 金城 美智子

 沖縄総合事務局は13日、7~9月期の県内法人企業景気予測調査を発表した。前期(4~6月期)に比べて景気が「上昇」と答えた企業の割合から「下降」と答えた企業の割合を引いた景況判断指数(BSI)は全産業でプラス12・9となり、前期の「下降」超から「上昇」超に転じた。

 来期(同10~12月)のBSIは全産業で6・9と、引き続き「上昇」超となる見通し。一方、人手不足感を示す従業員数判断BSIはプラス24・8と前期に続き「不足気味」超となった。沖縄総合事務局は「人手不足感は依然として高いが、好調なインバウンド(訪日外国人客)など観光を中心に景気は着実に回復しており、全国のBSIと比較しても沖縄は好調を維持している」と指摘した。

 調査は資本金(出資金、基金含む)1千万円以上の県内企業123社を対象に実施、116社から回答を得た。回答率は94・3%。
【琉球新報電子版】