嘉手納・普天間、米軍機騒音基準超え増加 屋良で夜間早朝月175・7回


この記事を書いた人 金城 美智子
航空自衛隊のF15戦闘機が緊急着陸した米軍嘉手納基地。周辺住民は日常的に騒音にさらされている(2016年8月、読者提供)

 県環境部は13日、米軍嘉手納飛行場と普天間飛行場の2015年度の航空機騒音測定結果を発表した。13年度に導入された騒音指標Lden(エルデン、時間帯補正等価騒音レベル)での評価では嘉手納周辺の19測定局中8局で環境基準値を超過した騒音が発生した。また、夜間から早朝(午後10時から翌朝6時)の騒音発生回数は屋良B局で月平均175・7回で最も多く、前年度の116・9回より大幅に増加した。普天間周辺では13局中1局で環境基準値を超過した騒音が発生した。

 県は両飛行場から出る航空機騒音について「環境基準を超過している測定局が依然としてあり、周辺地域住民の生活環境に対し大きな影響を与えている」とまとめた。
【琉球新報電子版】