しまくとぅば楽しく 県民大会、民謡やショー多彩に


この記事を書いた人 Avatar photo 大城 誠二
会場の子どもたちと一緒に「しまくとぅば」に関する問題に挑戦するイチャリバ5のイエロー=18日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンター

 沖縄県条例による「しまくとぅばの日」制定から10年の節目を迎えた18日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで「第4回しまくとぅば県民大会」が開催された。小さな子どもから高齢者まで約100人が民謡やオリジナルキャラクターのショーを通して、しまくとぅばの魅力や使う楽しさ、継承していく大切さを学んだ。

 舞踊家でラジオパーソナリティーの盛和子さんと吉田安敬さん親子による民謡ショーでは、親子漫才のような軽妙なトークがうちなーぐちで展開され、会場の笑いを誘った。

 県のオリジナルキャラクター、しまくとぅば調査隊「イチャリバ5」によるショーでは、近未来からやって来た5人のヒーローが子どもたちと一緒にしまくとぅばを学ぶ設定で、その価値を共有した。

 県が2013年に策定した普及推進行動計画について、中期に位置付けられる16~18年度の取り組みに関する説明もあった。「しまくとぅば普及センター(仮称)」の設置を検討するほか、人材の養成や学校における話者の活用、マスメディアを活用した広報宣伝などに取り組む予定。