「まだいける」 97人、懸垂でひまりちゃんに寄付


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 【北谷】「世界懸垂の日」の10日、ストリートワークアウト(SW)ジャパンは北谷町アメリカンビレッジディストーションシーサイドビルの海岸沿いで「プルアップforチャリティー」を開いた。97人が合計1058回懸垂し、7万5147円と7ドルを、拡張型心筋症のため心臓移植が必要な森川陽茉莉(ひまり)ちゃんへ寄付した。

声援に後押しされながら体を持ち上げる挑戦者=10日、北谷町美浜

 自分の体を持ち上げようと踏ん張る挑戦者に、観客は「まだいける」「もう1回」などと声援を送った。挑戦者が鉄棒から手を離すと、拍手が送られ観客ともども笑顔の輪が広がった。参加者は懸垂回数に連動した1回100円程度の額か、気持ち分を寄付した。

 佐次田雄規さん(32)=読谷村=は「ギャラリーの声援もあり、気持ち良く汗を流せた。寄付もできて素晴らしい。腹筋や腕立てなど別のバリエーションでもやってほしい」と爽やかに笑った。