沖縄16年地価2・2%上昇 上昇幅拡大、伸び全国2番目 3年連続プラス


この記事を書いた人 金城 美智子
東京に次いで全国2番目に高い伸びとなった県内基準地価。写真は那覇の市街地(2014年撮影)

 県企画部は20日、今年7月1日時点の県内基準地価を発表した。林地を除いた全用途の平均変動率は前年比で2・2%上昇し、3年連続のプラスとなった。上昇率は前年(プラス1・0%)よりも1・2ポイント拡大しており、都道府県別で東京に次いで全国2番目に高い伸びとなった。用途ごとに見ると住宅地と工業地が全国一、商業地は全国5番目の上昇率を記録した。

 住宅地の上昇率は1・9%、商業地が3・2%となり、それぞれ3年連続で上昇した。前年の上昇率と比べると住宅地で1・2ポイント、商業地で1・6ポイント伸び幅が拡大した。
 工業地は4・2%で3年連続の上昇、宅地見込み地は0・5%で2年連続の上昇となった。

 県企画部は「県内景気の拡大を背景に住宅地や商業地の需要の高まりが見られ、本県全体で引き続き上昇した」と地価上昇の背景を分析した。
【琉球新報電子版】