「行動する責任ある」若者が新団体 着陸帯建設反対


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 【東京】8月に解散した安全保障関連法に反対する若者グループ「SEALDs」の元メンバーが中心となり、北部訓練場のヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設に反対する新たな若者団体「沖縄・北部訓練場のヘリパッド建設強行に反対する若者有志の会」を21日に立ち上げた。環境保護団体などと参院議員会館で記者会見し、「私たちは行動する責任がある」と訴えた。

 会の略称は「ヘリパッド建設に反対する緊急行動」。現在のメンバーは約40人で、ホームページなどを作成するなどしてさらに参加者を募る考え。今後はメンバーらを現地に派遣し、全国各地で報告会や街宣活動を行う。

 メンバーの元山仁士郎さん(24)=国際基督教大4年、宜野湾市出身、写真左から2人目=は「政府は年内の建設を目標に進めている。3月のノグチゲラ営巣期まで止められれば出来上がらない」として、抵抗活動の緊急性を指摘した。メンバーはこれまでに現地に通っていた学生らのつながりがあり、3週間ほど前に呼び掛けし、立ち上げが決まった。

 会見には国際環境NGO「FoE Japan」、国際人権NGO「ヒューマンライツ・ナウ」、国際環境保護団体グリーンピースや民進、共産、社民の国会議員も出席した。