菅官房長官「是正するよう詰めたい」 米ハリアー墜落


この記事を書いた人 金城 美智子
菅義偉官房長官

 【東京】菅義偉官房長官は23日午前の会見で、米海兵隊所属のAV8ハリアー戦闘攻撃機が辺戸岬沖で墜落した事故に関して「米軍による事件事故は本来あってはならない。今回の墜落事故の発生は極めて遺憾だ」と強調した。外来機の事故だったことに関しては「地元の皆さんの声に真摯(しんし)に耳を傾けながら、要求すべきところは要求し、対応を是正してもらうようにそこは詰めていきたい」と指摘した。

 日米両政府は2010年5月、嘉手納基地所属機の訓練を県外の自衛隊基地などに移転を拡大することで合意し、11年1月にはF15戦闘機のグアムへの一部訓練移転も追加された。今回墜落したハリアーは嘉手納所属機ではなく外来機だったため地元から負担軽減を疑問視する声があった。
【琉球新報電子版】