リオ4位たたえる 帰沖の上与那原選手、家族ら出迎え


この記事を書いた人 Avatar photo 大城 誠二
家族や支援者らに出迎えられ、笑顔を見せる上与那原寛和選手(左)=23日午後6時すぎ、那覇空港

 リオデジャネイロ・パラリンピックで車いす陸上1500メートル4位に入賞した上与那原寛和選手(45)が帰国し23日、那覇空港に到着した。家族や後援会が横断幕で出迎え、健闘を拍手でたたえた。上与那原選手はメダルに届かなかったことに触れながら「温かく迎えてくれてうれしい。今回の経験で得たものを今後につなげたい」と話した。

 パラリンピックを振り返り、上与那原選手は「違う環境での調整の難しさを感じた」とあらためて語った。その上で「東京では環境が変わらない中で戦える。距離も近いので、両親を連れて行ける」と、4年後を前向きに見据えた。

 父・寛忠さん(79)、母・米子さん(80)も握手して労をねぎらった。関係者は「お疲れさま」「テレビで見たよ」などと声を掛けた。上与那原選手は顔をほころばせ「ありがとうございます」と応えていた。