澄んだ心で大合唱 全国童謡まつり、うるま市で開催


この記事を書いた人 松永 勝利
全国童謡まつりの幕開けの合唱を飾る具志川区民=24日午後、うるま市民芸術劇場

 【うるま】全国童謡まつり(童謡の心を広め歌い継ぐ会主催)が24日午後、うるま市民芸術劇場で開かれた。県内で活動する合唱団や園児、生徒が「仲良し小道」や「朧(おぼろ)月夜」など懐かしのメロディーを披露し、参加者も呼応して口ずさみ、歌を楽しんだ。
 同まつりは「歌いたい、残したい、童謡・唱歌を歌いましょう」をテーマに開催され、今年で10回目を迎えた。立ち見が出る盛況ぶりで約900人が入場した。
 幕開けでは、開催地にちなんで具志川区民300人が登場した。「手のひらを太陽に」「とんがり帽子」の2曲を合唱した。
 具志川区民の合唱団の一員、天願安晴さん(88)は「3年前に公民館にカラオケ装置を設置してから歌のサークルができた。今回は学校側にも声を掛け、児童と一緒に練習をして合唱できた」と大舞台を踏むまでの経緯を説明した。演奏を終え「やっぱりいいですね。やればできるんだと実感している」と満面の笑みで話した。
 舞台には20団体、685人が出演した。「どんぐりころころ」や「ふるさと」「小さい秋見つけた」など50曲以上の歌が会場に響き渡り、歌声に会場の参加者も声を合わせた。【琉球新報電子版】