グリーンピースがFBで辺野古・高江を発信 平和と自然守る闘い


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米軍施設建設に反対する市民らを紹介したグリーンピースインターナショナルのフェイスブック上の映像

 【ワシントン=問山栄恵本紙特派員】国際環境保護団体グリーンピースは21日から、フェイスブック上で、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に伴う新基地建設や東村と国頭村に広がる米軍北部訓練場の新たなヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設を巡る県民の闘いを伝える映像を公開している。映像内容を「日本の祖父母たちは勇ましい闘いの中で、平和と沖縄の希少動物の生息地を守るために立ち上がっている」と紹介し、シェアを呼び掛けている。

 映像は約1分間。沖縄には米国外で最大の米海兵隊基地があると紹介。機動隊とその車両で封鎖されたキャンプ・シュワブのゲート前の写真と共に「しかし海兵隊は基地を拡張したい」とし、それが意味することは「破壊」と指摘した上で、やんばるの豊かな森、サンゴ礁、色鮮やかな魚などを紹介している。

 またゲート前で抗議運動する市民や機動隊により排除される市民らの様子を映し出した写真と共に「沖縄の人々は過去20年間、基地の拡張に反対している。しかし、日本政府はその計画を強行している」と伝え、県民の多くが諦めていないと強調した。