【中国時報】兆豊商銀資金洗浄事件 パナマ国交に影響も


社会
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 8月に兆豊国際商業銀行のニューヨーク支店が、米国の銀行秘密法と反マネーロンダリング(資金洗浄)法違反で米当局から57億元(180億2700万円)の罰金を科された。この中で米国のニューヨーク州金融サービス局(DFS)は、兆豊銀行の内部監査が不徹底であることと、同銀行のパナマ支店がマネーロンダリングに関与している疑いがあることを批判した。このことが台湾とパナマとの国交に影響を与えるのではないかと懸念されている。

 台湾と外交関係のある国は22カ国で、パナマはその中で最も重要な国の一つである。蔡英文総統の初の外遊先として選ばれた国でもある。

 だが今回のマネーロンダリング事件で、パナマ政府は不快感を示しており、新たにパナマから罰金が科される可能性がある。