メダリストが来た! 卓球・水谷選手ら、沖縄市で公開練習


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卓球全日本男子ナショナルチームの公開練習で注目を浴びるリオ五輪で個人銅メダルを獲得した水谷隼=27日、沖縄市体育館

 リオ五輪の男子団体で銀メダルを獲得した卓球日本代表チームが27日、沖縄市体育館で練習を公開した。2017年の世界選手権(個人)に向けた強化合宿と県の競技力向上などを目的に来県した。

 リオ五輪でシングルス銅メダルに輝いた水谷隼ら8人の世界水準の技術に、訪れた子どもや住民が熱視線を送った。例年の倍以上の約500人が練習を見学した。

 日本代表の倉嶋洋介監督は「毎年多くの人に見に来てもらい、選手も集中力を持って練習できるのでありがたい」と感謝。子どもたちには「自分たちのプレーと照らし合わせて、分析してほしい」と助言した。

 水谷のプレーを見詰めていた東風平中1年の萩原大智さん(13)は「ドライブの回転がすごい」と目を輝かせた。「世界レベルの技を近くで見ることができてとてもうれしい。感動した」と笑顔を見せた。

 県卓球協会の平安常進会長は「子どもたちにとって、一流のプレーを見ることは強化合宿を1週間やるよりも影響がある。いつか沖縄からも一流選手を出したい」と語った。