大雨で民家に土砂 ガラス割れ1人けが うるま


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大雨で隣接するアパートへ流れ込んだ土砂=28日午後、うるま市石川東恩納

 【うるま】沖縄本島中部地域を中心に大雨が続いた27日午後7~9時、うるま市石川でブロックや土砂が、隣接する民家敷地内に流出した。土砂の流出によるけが人はいなかった。割れた窓ガラスの破片で1人が軽傷を負った。

 市石川の東恩納で27日午後9時25分に発生。うるま市消防やうるま警察などが出動した。大雨の影響で工事中の敷地からブロックが崩れ、隣接する3階建てアパートの1階部分に土砂やブロックが流出した。窓ガラスなどが割れる被害があった。壁面の欠損も一部みられた。

 同アパート2階に住む20代の女性は「『バーン』とごう音が鳴り、最初は雷かと思って、家にいた」と当時の状況を語る。「人がたくさん来て外に出たが、暗く雨もひどくて状況が分からなかった。朝になって初めてこんな状況で驚いた」と説明した。沖縄気象台は27日午後8時28分、沖縄本島中南部で大雨注意報を発表した。
 沖縄市胡屋の観測地では、27日午後9時に16・5ミリの雨量を観測した。