東村、米軍ヘリ騒音激増 6月苦情60件、前年度超え


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 米海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイやその他ヘリコプターなどの騒音を理由に今年6月に東村役場に寄せられた苦情は約60件で、1カ月だけで2015年度通年の56件を上回っていたことが28日、分かった。東村では米軍北部訓練場の部分返還に伴い高江区周辺で6ヘリパッドの新設工事が進められているが、このうち「N4」と呼ばれる集落近辺のヘリパッドが昨年2月に米軍に先行提供され、米軍がオスプレイの飛行訓練をしている。ヘリパッド運用による騒音被害の激化が苦情件数に反映された可能性が高い。

 苦情件数は28日の県議会代表質問で、謝花喜一郎知事公室長が玉城満氏(おきなわ)に答えた。

 東村に寄せられた「オスプレイその他ヘリコプター」の騒音に関する苦情は12年度44件、13年度37件、14年度16件、15年度56件。今年6月の件数「約60件」は、単月だけで過去4年度通年の件数を上回った。

英文へ→PHigashi Village’s Osprey and helicopter noise complaints in June outnumber those from last year