最大風速60メートルの恐れ 台風18号、3日に沖縄本島直撃へ


この記事を書いた人 Avatar photo 与那嶺 明彦

 強い台風18号は1日午後9時現在、フィリピンの東の海上を時速20キロで北西に進んでいる。勢力を強めながら北上し、3日には非常に強い台風となって沖縄本島地方を直撃し、最大瞬間風速60メートルの暴風になる恐れがある。

 沖縄気象台によると、本島地方は2日夜遅くに強風域、早ければ3日朝には暴風域に入る可能性がある。進路によっては、宮古島地方でも暴風となる可能性がある。大東島は2日に強風、八重山地方も3日は強風になる見通し。

 気象庁によると、1日午後9時現在、台風の中心気圧は970ヘクトパスカル。中心付近の最大風速は35メートルで最大瞬間風速は50メートル。中心から半径90キロ以内では風速25メートル以上の暴風、中心から半径280キロ以内では風速15メートル以上の強風となっている。

 3日に非常に強い台風になる見込みで、中心の気圧950ヘクトパスカル、最大風速は45メートル、最大瞬間風速は60メートルが予想される。

 本島地方は2日夜から強い風が吹く。本島地方と大東島地方では2日はしけ、本島地方は3日には猛烈なしけとなる見通し。沖縄気象台は「2日には台風対策を終えて警戒してほしい」と呼び掛けている。

 那覇市の泊漁港で船の手入れをしていた50代男性の漁師は「いくつか立て続けに(台風が)発生したが、今回はまともに当たりそうなので、念入りに対策しようと思っている」と厳しい表情を浮かべた。