琉大生、やんばるパインで新作スイーツ 学祭で250個完売


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パインコッタを開発した琉大生ら=9月25日、西原町の琉球大

 9月24、25の両日、西原町の琉球大で開かれた琉大祭で、琉球大学地域連携推進機構の「やんばる7Daysキャンプ」に参加した学生らは、同キャンプの成果として開発したやんばる産パイナップルを活用した新製品の試験販売を実施した。新製品はパインゼリーの上にパンナコッタを乗せた「パインコッタ」やパインソーダなどで、学生らは自分たちで飾り付けた模擬店で販売。用意したパインコッタ250個は2日間で完売した。

 同キャンプは9月6日から12日まで、名護市嘉陽の美ら島自然学校で開かれた。琉大生だけでなく、名桜大学と沖縄国際大学の学生も参加した。キャンプでは、「未来の農業人」の育成を目的に、生産だけではなく農作物加工や販売・販路開拓などの研修プログラムが組まれた。学生が開発した商品の製造は、名護市のロイヤルエンターテイメント(藤田梨恵社長)が行った。

 キャンプに参加した琉大教育学部4年の神谷奈々代さん(21)は「完売は予想外だった。やんばるの魅力を伝えたいと思うと必死になって売りたい気持ちになる。まだ知られていない地域の魅力があると思うので、地域がもっと大学を利用してほしい」と笑顔を見せた。