防衛相、ハリアー飛行再開を追認 「自衛隊の知見も活用」


この記事を書いた人 金城 美智子
  稲田朋美防衛相

 【東京】稲田朋美防衛相は7日の会見で、9月に墜落事故を起こした米海兵隊の戦闘攻撃機AV8ハリアーが飛行を再開したことに対し「防衛省、自衛隊の専門的な知見も活用して評価を行った結果として一定の妥当性を確認した。飛行再開に関する米側の判断は一定程度理解できる」と述べ、運用を追認する考えを示した。

 稲田氏は自ら米軍幹部に情報提供を求めてきたことを説明。米軍が航空機部隊隊員、整備員に対する安全確認、航空機の安全技術等に関する基準の検証、国内に駐留するハリアーを調査した結果として「安全に飛行を行う体制が整ったと判断し、飛行再開を判断したと承知している」と強調した。

 防衛省は米側に調査の詳細について情報提供を求め、安全確認のために実施したリストの提供を受け、沖縄防衛局が実施内容を確認した。その上で把握した内容を取りまとめて関係自治体に情報提供したという。
【琉球新報電子版】