技能五輪、障がい者競技、18年沖縄で開催 大会テーマ決定、マスコットも


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沖縄開催となる2018年の技能五輪・アビリンピックのシンボルマークをデザインした嘉手苅唯さん(左)、マスコットキャラクターをデザインした糸永泰子さん(右)=6日、県庁

 2018年に沖縄で初めて開催される「第56回技能五輪全国大会」と「第38回全国障害者技能競技大会(アビリンピック)」の成功に向け、県は6日、大会シンボルマークとマスコットキャラクターを発表した。シンボルマークは「磨き合う、支え合う」をテーマに、「技」の漢字をモチーフにして友人や恩師、仲間たちが支え合うイメージを描いた。マスコットは工具を手に持つシーサーをキャラクター化した「ワジャグヮー」に決まった。

 6日、県庁で表彰式が開かれ、シンボルマークをデザインしたブレーン沖縄の嘉手苅唯さん(27)=那覇市=と、マスコットキャラクターをデザインした宣伝の糸永泰子さん(41)=豊見城市=に、大会幹事長を務める屋比久盛敏商工労働部長から賞状と副賞が贈られた。

 デザインは7月22日~8月22日に県民に公募。マークは19作品、マスコットは16作品の応募の中から選ばれた。

 嘉手苅さんのデザインは沖縄の海の青色とデイゴや首里城の朱色の基調色でまとめ、「シンボルマークを通して出場者にエールを送りたい」と語った。

 糸永さんは「沖縄らしく親しみやすいキャラで大会を盛り上げたい」と喜びを語った。

 両大会は18年11月2~5日に開かれ、技能五輪は県内13会場、アビリンピックは県内3会場で展開する。41職種の技能を競技する技能五輪は選手・大会関係者約2千人、来場者は延べ10万人を想定。障がい者の職業技能22種目を競技するアビリンピックは選手・大会関係者が約850人、来場者は延べ5万人を想定している。