「いかなる外来機も禁止」 宜野座村議会が抗議決議 ハリアー機墜落


この記事を書いた人 金城 美智子
ハリアー本島東沖墜落事故を受け、意見書と抗議決議を全会一致で可決した宜野座村議会=14日正午ごろ、宜野座村議会

 【宜野座】米海兵隊のAV8Bハリアー本島東沖墜落事故を受けて宜野座村議会(小渡久和議長)は14日、臨時議会を開き、事故原因の追及とハリアー戦闘攻撃機による飛行訓練の一切の中止を求める意見書と抗議決議を全会一致で可決した。

 同議会は(1)事故原因の原因の究明と速やかな公表(2)原因が究明されるまで、同機の飛行訓練は容認できず、一切の訓練中止(3)いかなる外来機の飛行や訓練も禁止―を求めた。宛先は抗議決議が在日米国大使や在沖米国総領事など、意見書は安倍晋三首相ら。

 意見書と抗議文の中で沖縄が本土復帰してからハリアーハリアー戦闘攻撃機の墜落事故が19回も発生していることに触れ「事故の再発防止や原因の徹底究明、その間の飛行訓練中止を求めてきたが一向に改善されないまま」と強調。 「このような理不尽な姿勢に激しい憤りを禁じ得ない」と批判した。
【琉球新報電子版】