“闘牛愛”ぎっしり 写真家久高さん、カレンダーきょう発売


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細部にまでこだわりを見せた2017年闘牛カレンダーを披露する久高幸枝さん=12日、市石川のプティ・フール石川店

 【うるま】闘牛写真家の久高幸枝さんは、2017年闘牛カレンダー(税込み2千円)を完成させた。全島闘牛大会で優勝したチャンピオン牛やこれまで活躍してきた牛44頭の立ち姿、闘牛の取り組みの様子などを収め、「闘牛好きの人が使いやすいように」と工夫を凝らした。「闘牛への愛」から、撮影、営業、プロデュースなども務めたという。15日午後1時から市石川多目的ドームで開催される「闘牛大会」会場内で販売される。

 表紙には、昨年春の全島闘牛大会で軽量級チャンピオンを取って引退した「無双宇良部親方」を大きくあしらった。久高さんは「牛主が無双宇良部親方を愛するがゆえ、チャンピオンを取ったあと引退した物語がある。無双-の勇姿を見てもらいたかった」と各牛の特徴や牛主とのストーリーを語る。

 2017年の闘牛大会が想定される日には、牛のマークを入れた。さらに、大会直前の「大安」は、赤色で記した。「大安」は牛主が大会で使う酒、塩などを買う日で、自らも闘牛と歩む久高さんなりのアイデアだ。

 久高さんは「デザインにもこだわって、デザイナーも困らせてしまった」と、自慢のカレンダーを披露した。販売は大会終了時刻まで。16日以降は、会員制交流サイト(SNS)のフェイスブックで販売状況を発信する。