銅の技術に目きらきら 卓球・石川、那覇で講習会


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サーブやショットの打ち方を説明する石川佳純=16日、那覇市の首里中体育館

 リオ五輪で女子団体で銅メダルを獲得した卓球の石川佳純による講習会・交流会が16日、那覇市の首里中学校体育館で開かれ、県内小中学生約200人が参加した。

 講習会・交流会は県中体連卓球専門部と県卓球協会が卓球の普及、競技力の向上を目的に開催した。

 石川はサーブの方法やフォア、バックの打ち方などを解説し、会場からの「点数を取りにいくサーブの方法」や「中学校時代にやり込んだ練習」などの質問にも実演を交えながら答えた。また石川のサーブを受けたり、試合形式で練習したりする場面もあり、小中学生らは世界レベルの技術を体感した。

 石川のサーブを受けたコザ中3年の新垣清健さんは「どこのコースに打たれるか分からなかったし、ボールも速くて見えなかった」と驚いた。試合形式の練習で石川に勝った読谷中2年の知花茜李さんは「フォームからコースが読めず打ちづらかったけど、勝ててうれしい」と笑顔を見せた。

 石川は「何か目標を持って、それに向かい頑張ってほしい。一生懸命に取り組んで後悔しないように毎日を過ごしてほしい」と参加者へエールを送った。沖縄は2010年の美ら島総体以来。「町の人たちも温かく、またゆっくり訪れたい」と話した。