県警、「土人」発言事実認める 大阪府警機動隊員と判明


この記事を書いた人 金城 美智子
抗議現場では機動隊によりバスとバスの間に囲い込まれ、トイレにも行けず体調不良になる女性たちもいる=10月5日、東村高江

 県警は19日午前、18日に東村高江の米軍北部訓練場周辺で行われていた警備活動中に、大阪府警の機動隊員が、工事に反対する人々に「土人」と発言した事を認め「発言は遺憾であり、今後そのようなことがないよう指導していきたい」と謝罪した。

 県警警備部によると、不適切な発言をしたのは大阪府警の20代男性機動隊員。動画の確認や本人、当時現場にいた他の隊員への聞き取りで事実関係が確認された。隊員は抗議をする市民に対し「どこつかんどるんじゃ、ぼけ、土人が」などと発言していた。県警は発言を受けて、同訓練場周辺で警備に当たる機動隊員に対する注意を呼び掛けたという。
【琉球新報電子版】