オリオン「やんばる国立公園」限定記念缶 1本1円 環境保全に


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 オリオンビール(浦添市、嘉手苅義男社長)は20日、「やんばる国立公園」の指定を記念したオリオンドラフト記念デザイン缶を数量限定で11月から発売すると発表した。1本につき1円を北部3村の環境保全活動に寄付する。

 パッケージのデザインには県出身イラストレーターのPokke104さんを起用し、ヤンバルクイナやノグチゲラ、ルリハコベなど国頭・大宜味・東の3村にまたがる森林に生息する多様で貴重な動植物を色鮮やかに描いた。

 県庁で記者会見した新垣昌光副社長は「若い感性でとてもいいデザインになった。予想本数100万本プラスアルファを期待し、販売を通して環境保全に寄与したい」と話した。会見には宮城久和国頭村長、伊集盛久東村長、大宜味村の島袋幸俊副村長も出席。環境省那覇自然環境事務所の西村学所長は「地域の宝から日本の宝へ、世界自然遺産に向けて関係者と連携していく」と述べた。10月中旬から11月中旬まで、オリオンドラフトの通常デザインを完全切り替えで製造する。

オリオンドラフトやんばる国立公園記念デザイン缶を発表する(左から)伊集盛久東村長、島袋幸俊大宜味副村長、新垣昌光オリオンビール副社長、西村学環境省那覇自然環境事務所長、宮城久和国頭村長=20日、県庁