第6回世界のウチナーンチュ大会会場に県立図書館が設置したルーツ調査のブースには27日午後3時までに20件を超える問い合わせがあり、親族を見つけたいと願う海外県系人らが熱心に資料に目を通していた。12歳の時に具志頭村(現八重瀬町)から両親と共にアルゼンチンに渡った県系1世の仲間千恵さん(61)は、ブースを担当する県立図書館の職員の手助けで母方の親戚と思われる男性の連絡先を電話帳から発見。「電話してみます。ありがとう」と感謝を伝えた。
仲間さんが世界のウチナーンチュ大会に参加するのは初めて。アルゼンチンに渡る前、具志頭の実家には当時琉球大学に通っていた母方の親類の男性がよく遊びに来ていたという。ブースでこの男性の連絡先を見つけた仲間さんは28日にも男性に連絡する予定だ。