「がんじゅーやいびーたんなー」 24市町村で県人歓迎会


この記事を書いた人 新里 哲

 第6回世界のウチナーンチュ大会2日目の28日、来沖している海外県系人を歓迎する交流会が24市町村で開催された。交流会では海外県系人がそれぞれの国・地域の歌や踊りを披露。地域の人々はエイサーや空手などでもてなした。海外県系人は出身市町村への帰属意識が強く、地元の歓迎を喜んだ。

 250人の宜野湾市民と海外県系人が交流した「世界のジノーンチュ歓迎の夕べ」は「かじゃでぃ風」で幕を開け、沖縄国際大エイサー団体の琉球風車や宜野湾を拠点に活躍するカチンバ1551などが踊りや演奏で歓迎。沖縄市の会場には8カ国1地域から県系人206人を含む343人が参加。県内で研修中の県系人3人が自身のアイデンティティーについて発表した。

 「世界のナグンチュ歓迎会」は名護市民会館で行われ、約650人が参加。アルゼンチン生まれで県系2世の歌手・大城クラウディアさん、沖縄名護ジュニアコーラス、振慶名エイサーなどが出演し盛り上げた。

 来沖している米ハワイ州のデービッド・イゲ知事は、ルーツがある西原町の交流会に出席。上間明町長と記念の一斗瓶(がめ)に泡盛を注ぎ込み「次は5年後の再会を」と誓った。うるま市では泡盛の仕込み式が行われ、古酒甕(くーすがーみ)を市長室に保管し、5年後に再会して酌み交わすことを誓った。

 南城市は各国の南城市民会代表者に記念プレートを手渡した。

沖縄市の歓迎パーティーでカチャーシーを舞い、交流を確かめる参加者=28日午後、ミュージックタウン音市場(又吉康秀撮影)