FC琉球、好調3連勝 サッカーJ3第27節


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 サッカー明治安田J3第27節のFC琉球は30日、鹿児島県立鴨池陸上競技場で3位の鹿児島ユナイテッドFCと戦い、2―1で逆転勝ちし、連勝を3に伸ばした。琉球の通算成績は12勝6分9敗、勝ち点42で順位は変わらず7位。

 琉球は前半5分、鹿児島に先制を許すが、同22分にMF知念雄太朗がJリーグ初ゴールを決めて追い付いた。後半6分にはDF平田拳一朗が勝ち越しゴールを決め、逃げ切った。

 次節は11月6日午後1時から4位のカターレ富山と富山県総合運動公園で対戦する。

(2)鴨池(琉球2勝)
琉球 12勝6分け9敗(42)
2―1(1―1,1―0)
鹿児島 15勝4分け8敗(49)
▽得点者【琉】知念(1)平田(2)【児】中原(8)
▽観衆 4919人

◆直近6戦無敗 勢い止まらず/残り3戦、来季つなぐ

 3位に付ける鹿児島ユナイテッドFCから2―1で勝ち星を挙げたFC琉球。波に乗るチームの勢いはこの日も止まらなかった。これで、1分けを挟み3連勝で、直近6戦は負けなしに。次節にぶつかる4位・カターレ富山との勝ち点差を2まで縮めた。金鍾成監督は「厳しい試合をものにできて良かった」と胸をなで下ろした。

 琉球は前半5分に失点。だが相手のプレッシャーの弱さを見逃さず、ペースをつかむ。前半22分、前線に残っていたMF知念雄太朗のリーグ初ゴールで同点に追い付いた。「チャンスがあれば決めようと思っていた」知念は、MF富樫佑太との連係で相手の裏に走り込み、ネットを揺らした。後半6分にはDF平田拳一朗が勝ち越しのゴールを決め、鹿児島の猛攻に耐えた。

 金監督は「攻撃的で点が取れるサッカーをやっても、順位を一つでも上げないと認知されない」と気を引き締める。勝てる琉球が戻ってきた。残り3節を前に金監督は「来季につなげられるよう、一試合一試合が大事な戦いになっていく」と語った。