「支援の現場を大切に」 沖縄平和賞、難民支援協に贈呈


この記事を書いた人 Avatar photo 大城 誠二
第8回沖縄平和賞を受賞した認定NPO法人難民支援協会の石川えり代表理事(右から2人目)と職員の瑞慶覧紗希さん(右端) =31日、那覇市のロワジールホテル那覇

 アジア・太平洋地域の平和の構築・維持に貢献した個人や団体に贈られる第8回沖縄平和賞授賞式が31日、那覇市のロワジールホテル那覇で開かれた。受賞した「認定NPO法人難民支援協会」(東京、石川えり代表理事)に、同賞委員会会長の翁長雄志知事から、賞状、賞牌(しょうはい)、賞金1千万円と、記念品が贈られた。

 石川代表理事は受賞者あいさつで、沖縄平和賞に選ばれたことに感謝し「今後も、支援の現場を大切に、日本に来て良かったと難民の方々に受け入れられる活動をしたい」と述べた。

 同協会支援事業部で活動する、八重瀬町出身の瑞慶覧紗希さんも登壇した。

 難民支援協会は1999年に設立。難民認定の申請手続きのサポート、難民に寄り添う個別相談や医療支援、日本語の学習支援などを実施している。