沖縄本島タクシーきょうから値上げ 普通車初乗り530~550円に


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 沖縄本島地区のタクシー運賃が11月1日から値上げされる。排気量2000cc未満の「普通車」の初乗り運賃は530~550円で設定され、加算運賃の上限額は372メートルごとに70円となる。消費増税に伴う改定を除くと、2007年以来、9年ぶりの本格的な運賃値上げとなる。

 これまで初乗り運賃の上限額は小型車が500円、中型車が510円だった。11月からは小型車と中型車を「普通車」に統合した上で、初乗り運賃の下限を530円、上限を550円にそれぞれ引き上げる。

 排気量2000cc以上の大型車は580~600円、7人乗り以上の特定大型車(ジャンボタクシー)は640~670円で初乗り運賃を設定する。

 タクシー運転手の待遇改善を主な目的として、今年2月までに本島内82社から運賃値上げの要請があり、沖縄総合事務局が値上げ幅を審査してきた。

 今回の運賃値上げにより、タクシー事業者は9.45%の増収になると想定されている。