キングス、滋賀に惨敗 Bリーグ第12戦


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 プロバスケットボールBリーグ1部の琉球ゴールデンキングス(西地区3位=7勝4敗)は31日、滋賀県大津市の滋賀県立体育館(ウカルちゃんアリーナ)で滋賀レイクスターズ(同6位=1勝10敗)と第2戦(今季第12戦)を行い、60―76で敗れた。

 キングスは第1クオーター(Q)の開始直後から得点が伸び悩み、前半は33―34と1点ビハインドで終えた。後半は攻守で勢いを増した滋賀を止められず、徐々にリードを広げられた。第4Qに追い上げたものの、逆転には至らなかった。

 キングスは11月5、6の両日、宜野湾市立体育館で大阪エヴェッサとホーム2連戦を行う。(観客2288人)

滋賀 2勝10敗
76―60(15―14,19―19,21―7,21―20)
キングス 7勝5敗

◆終始相手ペース

 伊佐勉HC(キングス)の話 終始、滋賀のペースで試合が進んだのが敗因だった。ペースを握れないまま最後までゲームをさせた僕の責任だ。今週も試合が続くので、下を向かずに思い切り反省して次に生かしたい。

◆ミス重ね自滅

 フリーのシュートを外し、滋賀のタイトな守備の前に攻撃の形をつくれない。さらには勝負どころでのターンオーバーと、キングスはミスを積み重ねた。16点差の惨敗だった。主将の岸本隆一が「反省に尽きるゲーム」と言うように、課題だけが残された。

 前半の20分はどうにか踏ん張った。開始から4分以上も点を奪えず0―9と出遅れたが、途中出場の田代直希や津山尚大ら若手メンバーが奮闘して五分の展開に持ち込んだ。第2Qは接戦になったものの、津山の3点弾などで滋賀に食らいついた。

 しかし後半、キングスは攻守で崩れた。高さを生かして点を重ねる滋賀を止められず、外のシュートも許すなど守備が後手に回った。攻撃ではリング下の簡単なシュートを沈められずに第3Qはわずか7得点。第4Qの粘りも届かず、試合終了のブザーを聞いた。

 岸本は「常に成長できるようにしたい」と強調する。この敗戦を力に変えることが、今のキングスに求められている。