アイヌ舞踊を披露 北海道鵡川文化協、嘉数小児童と交流


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ホリッパを踊る鵡川アイヌ文化協会の会員と嘉数小学校児童=4日、宜野湾市の嘉数小学校

 【宜野湾】北海道の鵡川(むかわ)アイヌ文化協会(木下梅雄会長)の13人が4日、宜野湾市真栄原の嘉数小学校を訪れ、伝統の歌や踊りを披露した。全校生徒が出席し、興味深そうに見入っていた。最後の「ホリッパ」という踊りでは協会員と児童が共に輪になって踊りを楽しんだ。

 平安春樹君(11)=6年=は「アイヌ民族の歌や伝統の楽器をよく知ることができた」と話した。伊波加偉自(かいじ)君(12)=同=は「アイヌ民族の思い出を将来に伝えていきたいと思った」と述べた。

 宜野湾市文化協会(新城康弘会長)の会員が北海道を訪れて琉球舞踊を披露したことがきっかけで、鵡川アイヌ文化協会との交流が始まった。4日は嘉数小のほか、市内の赤道老人福祉センターと赤道児童センターでも公演。5日には宜野湾市文化祭にも出演した。