押元さんが日本代表の衣装を担当 「ミス・アジアUSA」へ出展 ハリウッドで着物デザイナーとして活躍


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着物デザイナーの押元末子さん(右から5人目)がデザインした作品とモデルたち。19日開催の「ミス・アジアUSA2016」のショーにも出品する=8月13日

 米国在住のアジア系女性による美の祭典「ミス・アジアUSA2016」が今年は19日にカリフォルニア州レドンドビーチパフォーミングアーツシアターで開催される。この美の祭典は文化交流を目的に、アジア各国を代表する出場者たちが栄冠を競い合う。アジア系の血を受け継ぐ米国在住者に出場資格があり、今年で28回目を迎えるアメリカの中でも歴史あるミスコンテストとなっている。水着、イブニングドレス、ナショナルコスチュームで審査が行われる。

 このイベントに、ハリウッドで着物デザイナーとして活躍する、押元末子さん(旧姓・上間、北中城村出身)の作品が合計で6着のSuekoデザインの衣装(ナショナルコスチュームとドレス)として登場する。

 押元さんがデザインする衣装を着用するのはミス・ジャパンで今年の日本代表者は小菅綾子さんと渡辺珠里さんの2人となっている。小菅さんは北米沖縄県人会近くに在住、日米の「懸け橋」につなげようと、本番に向けて特訓の日々を送っている。

 押元さんは両方の代表者のナショナルコスチュームとイブニングガウンをデザインし製作まで担当する。2人の衣装とは別に昨年のミセス・アジアのクイーン(優勝者)からも今年のコロネーション(戴冠式)で着装するドレスのオーダーが入っているという。

 前回8月13日のファッションショーでは、来年向けコレクションの着物ドレスと、着物文化を世界に伝えるため伝統的な着物をランウェイに出した。モデルはミス・ジャパン、ミス・コリア、ミス・インドネシアなどだった。(当銘貞夫通信員)