海銀、9年ぶり増収減益 9月中間決算 新本店で経費増


この記事を書いた人 金城 美智子

 沖縄海邦銀行(上地英由頭取)は10日、2016年9月中間連結決算(連結子会社2社)を発表した。売上高に当たる経常収益は0・5%増の65億5500万円、経常利益は14・2%減の12億8600万円、中間純利益は9・8%減の9億3900万円で、経常利益ベースで9年ぶりに増収減益となった。好調な県経済を背景に貸出金が伸長し、貸出金利息収入は増えたものの、新本店ビルにかかる減価償却費や人件費などの経費が増加し、利益を押し下げた。

 銀行単体は、経常収益が0・6%増の65億3100万円、本業のもうけを示すコア業務純益は31・6%減の7億9千万円、経常利益は14・5%減の12億8800万円、純利益は10・3%減の9億4100万円となった。連結同様に経常利益ベースで増収減益となった。【琉球新報電子版】