沖縄県人口143万3566人 65歳以上増、15歳未満減


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2015年国勢調査 市町村別人口及び世帯数

 県企画部は11日、2015年国勢調査確定値に基づく県と市町村の人口、世帯数をまとめた。2015年10月1日現在の県の総人口は143万3566人で、前回2010年調査より4万748人増加した。調査開始以来、初めて140万人台を突破した。人口増加率は2・9%で、全国で最も高かった。前回調査の人口増加率2・3%に比べ、0・6ポイント上回ったが、人口の伸びは1980年以降鈍化傾向にある。

 年齢別でみると、65歳以上人口は27万8337人(19・6%)で、前回調査から2・2ポイント上昇した。15歳未満人口は24万7206人(17・4%)で前回調査から0・4ポイント低下したが、全国トップを維持した。増加傾向にある65歳以上人口が調査開始以来初めて15歳未満人口を上回った。

 県内市町村別では41市町村のうち24市町村で人口が増加し、17市町村で減少した。人口増加率が最も高かったのは与那原町の12・8%、次いで与那国町の11・2%、中城村の10・0%だった。人口減少率では粟国村がマイナス12・1%、伊平屋村がマイナス10・6%、伊江村がマイナス10・1%となった。人口は本島中南部に集中し、本島周辺の離島、宮古地域で減少傾向にある。

 県内に在住する外国人は1万1020人で、前回調査に比べ3369人、44%増加した。

 総世帯数は56万424世帯。うち寮などを除いた一般世帯は55万9215世帯。1世帯当たりの人員は2・56人と前回の2・68人から減少している。核家族世帯は一般世帯の58・7%に当たる32万7514世帯だった。